投資スタイルには色々ありますが、メジャーなところでいえば下記があります。
- バリュー
- グロース
- 高配当
- 連続増配
今回紹介するVIGは「連続増配株式」にフォーカスを当てたETFです。
VIGに関する説明
VIGの概要説明
VIGはVanguard社の「米国増配株式ETF」です。
- NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックスの パフォーマンスへの連動
- ファンドはフルインベストメントを維持
- 大型株の中でも前年比増配の実績を持つ銘柄に重点
- 増配の可能性が低い銘柄は除外
VIGのコスト
経費率(年率):0.06%
日本の投資信託に比較しても、非常に低いコストで運用されています。
VIGの投資対象
個別株としては、下記銘柄が上位を占めています。
- Microsoft Corp.:4.8%
- Procter & Gamble Co.:4.4%
- VIsa Inc.:4.3%
- Walmart Inc.:4.1%
- Johnson & Johnson:3.7%
とはいえ、組み入れトップのMicrosoftでも5%前後です。また、セクター別の構成比率では
- 資本財:26.7%
- 消費者サービス:19.9%
- ヘルスケア:12.1%
- 金融:11.4%
- 消費財:10.9%
となっていますので、それなりに分散されているように見えます。
VIGの分配金・配当利回り
直近の配当利回りは1.89%です。
増配銘柄だからと言って配当利回りが良い訳ではありません。
VIGの評価・まとめ
コスト面は優秀ですが、増配銘柄を重点的に組み入れても配当利回りはそれほど高くありません。また、昨今のコロナショックを考慮すると、増配銘柄の先行きに少し不安が残ります。
ただし、セクター分散としては非常に良い印象を受けます。Microsoftが組み入れトップですが、テクノロジーセクターはTOP5に入っていません。
配当利回りを目的とするなら投資する価値はなさそうですが、連続増配は値上がりも期待できますので、インカム・キャピタルの両方に少しずつ期待できそうな銘柄です。
コロナショックを受けて、しばらくは不遇な時を過ごしそうな気がしますが、少しずつ積み立てておくと大きなリターンに化ける可能性を秘めているかもしれません。
注意:
投資は自己責任です。また、本記事は特定の銘柄を推奨するものではありません。
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